
どうも、おっちょ(@occho_fxtrader)です。
お金を貯めるのに欠かせないもの、それは「家計簿」です。
これ無くしてお金を貯めることはできないと言っても過言ではありません。

なんでこんなに家計があっぷあっぷなのかしら・・・

なぜか貯金できない・・・
僕自身のお話をすると、現在28歳のフリーターで一人暮らしをしていますが、大きな臨時出費がない限り毎月7〜8万円以上の貯金ができています。
勤め先からは家賃補助が出ないので約65,000円の家賃を全額自分で払っていますが、それでも毎月7〜8万円の貯金ができるようやりくりして生活している状況です。
以前は浪費体質な上、どんぶり勘定だったため全くお金が貯まりませんでしたが、家計簿を付けるようになってからはみるみるお金が貯まるようになりました。
- 28歳、男
- パートタイマー、一人暮らし
- 給料のうち毎月7〜8万円を貯金
- 以前は浪費家でどんぶり勘定
- 家計簿を付けるようになったことでお金が貯まるように
今回は、「お金が貯まる家計簿の付け方」と題し、お金が貯まらない原因からお金の貯まる家計簿の付け方まで詳しくお話しし、上のようなお悩みを解決していきます。

今回紹介する家計簿を実践したら面白いほどお金が溜まっていくと思うので、ぜひ最後までご覧ください!
月8万円を貯金に回せた僕の家計簿
まずはじめに、1ヶ月7〜8万円の貯金に成功した僕の家計簿をお見せします。
これは2019年11月の僕の家計簿です。
僕はGoogleスプレッドシートを利用して毎月このように家計簿を付けています。
Googleスプレッドシートは、同じアカウントで利用すれば複数のデバイスから同一のファイルにアクセスすることが可能です。
僕はこの特徴を生かして、外出先でお金を使ったらその場でスマホからスプレッドシート家計簿に入力し、後ほどパソコンで全体的にチェックするという形で家計簿を付けています。

臨時出費がない限り、月8万円ほど貯金に回せるよう家計簿を活用してやりくりしています^^
それでは以下から、家計簿を付け始めてから試行錯誤を繰り返し、現在では月7〜8万円の貯金ができるようになった僕の家計簿の付け方のコツをお話していきます。
お金が貯まらない原因はコレ
この記事を見ているということは、「もっとお金を貯めたいな〜」とか「お金を貯めるコツが知りたい」というを思いを持たれているのではないかと思います。
お金を貯める方法は、小学生でも納得できるほど実にシンプルな理屈によって導き出せます。
それは、、、
収入 > 支出
の状態を保ち、この差をさらに広げていくことです。
お金が貯まらない人は、この収入と支出の差が極めて小さいはずです。
これは、今月の給料が来月の生活資金にほとんど消えてしまっているような状態です。
これではお金が貯まりません。(貯まっていったとしてもごく僅かなペースで)

我が家の家計は「火の車」状態です・・

確かに・・・口座残高が一向に増えません・・・
ではこの状態から抜け出すためにはどうしたらいいか、それは、「無駄な支出を削る」です。
収入と支出の差を広げるためには、「収入を増やす」か「支出を減らす」という2つの方法がありますが、収入は個人でコントロールするのが難しく、これを増やすのは容易ではありません。
対して支出はコントロールしやすく、減らそうと思えば今からでも減らせます。
無駄な支出を減らしていけば、自ずと収入と支出の差が広がり、結果的に手元に残るお金が増えます。
そして、この無駄な支出を減らすのに有効なツールが、本記事のメインテーマでもある「家計簿」というわけです。

それでは詳しく見ていきましょう!
家計簿を付ける目的とは
家計を見直すのに必要なものと言えば、思い浮かぶのは家計簿でしょう。
いざお金を貯めようと思い家計簿を付け始めたはいいものの、「お金が貯まっている感じがしない」とか、「途中で面倒臭くなった」などという理由で家計簿を辞めてしまう方が多くいらっしゃるようです。
その理由は、根気がないからでも面倒くさがり屋だからでもなく、「何のためにつけるのか?」という根本的な目的がはっきりしないまま、ただ漠然と付けていることが原因だと考えられます。
なのでまずは、家計簿の付け方よりも前に、家計簿を付ける目的を確認しておきましょう。
第1段階:支出の把握
まず最初の目的は、「支出の把握」です。
大きな額の買い物は印象に残りますが、日々の細々とした出費は後から思い出せないくらい記憶に残りません。
“出遣いより小遣い”ということわざをご存知でしょうか?
出遣いより小遣い
まとまった買い物などで多額に出る費用よりも、日常のこまごました支出のほうが、集計するとかえってかさむものだ。
引用元:goo辞書
断言します。
ズバリ、お金が貯まらない原因はコレです。

上でも書きましたね^^
これは僕の実体験からも確実に言えることですが、お金が貯まらない人のほとんどは小さな出費を軽視しています。
小さな出費というのは、例えばコンビニで毎日買っている缶コーヒーやペットボトル飲料、タバコやお酒などが当てはまります。
心当たりのある方、いらっしゃるのではないでしょうか?

(ドキッ・・・)

(・・・✋笑)
ここでは、以下のようなものへの支出を無駄遣いとして考えます。
- 必要ではないもの
- 我慢できるもの
- より安価な代替があるもの
これらの無駄遣いが、例えば仮に1日300円あるとすると、1ヶ月(300円 × 30日)で計算すれば約1万円です。
中には1日1,000円(1ヶ月で3万円)使っている人もいるかもしれません。

僕は浪費時代に毎日ペットボトルを2~3本買っていましたが、「これだけで月1万円の無駄遣いをしてるじゃん!」と痛感しました^^;
日々の生活に紛れているこの無意識な無駄遣いを、家計簿によって洗いざらいにし、今の支出状況を把握することが家計簿を付ける第1の目的です。
この「支出の把握」がお金を貯める上で極めて重要になりますので、必ず押さえておいてください。
第2段階:節約
支出を把握し、無駄遣いしている部分が探し出せたら、今度は次のフェーズに移ります。
第2の目的である「節約」です。
無駄遣いを抑制・削減するだけで、今まで知らず知らずのうちに出て行っていたお金をとどめることができます。
我慢できるものであれば我慢する、我慢できないものであればその支出の頻度を減らす、あるいはもっと安く済む方法や代替策を考える、といった感じです。

例えば、ペットボトルを買うより水筒を持ち歩くようにすれば支出はかなり抑えられますよ!
つまりまとめると、家計簿の目的とは「お金の出入りを分析し、出て行くお金を減らしてより多くのお金を手元に残すこと」なのです。

ここでしっかり支出を見直してみようかしら・・・!

よし、将来に備えて今のうちからお金を蓄えておこう!
お金の貯まる家計簿の付け方
それでは、ここからは具体的な家計簿の付け方についてお話していきます。
お金が貯まる家計簿にはいくつかポイントがありますので、一つずつ確認していきましょう。
家計簿を用意しよう
まずは何を使って家計簿を付けるか決めます。
家計簿は主に以下の3つの内どれかを利用すると良いでしょう。
- 大学ノート(手書きタイプ)
- エクセルやGoogleスプレッドシート(デジタルタイプ)
- スマホアプリ(デジタルタイプ)
それぞれのメリットを以下に纏めましたので、自分の性格に合わせて選んでみてください。
大学ノート
✅100圴でも入手可能な手軽さ
大学ノートは、100均・書店・コンビニなどどこにでも置いています。
しかも100円程度で入手できるので、始めるハードルは非常に低いです。
✅自分流の家計簿を作れる
実際に家計簿をつけていると、「ここをこういう風にしたいんだけどなぁ・・・」とか「あの項目を付け足したいな〜・・・」という風にアレンジしたいと思う部分が次々と出てきます。
大学ノートは手書きなのでとても自由度が高く、そういった思い付きをすぐに反映させやすいメリットがあります。

私にはこれが向いてそうだわ!
エクセル・スプレッドシート
✅集計作業がラク
支出の合計額を出す時などは、一発です。
手書き家計簿と違って、電卓を叩く必要は一切必要ありません。
他にも関数を使うことで、平均額を算出したりすることもできます。
✅自分好みのフォーマットで使いやすく
ある程度パソコンが得意な人であれば、自分好みのフォーマットを自由自在に作ることができます。
色をつけて見やすく区分したり、支出を月毎・年毎に分析して比較することも可能です。

僕はこれにしようかな!
家計簿アプリ
✅口座と連携させて自動で記録
銀行口座やクレジットカード、電子マネーと連携させることで、半自動的に家計簿を付けることができます。
いつ・どこで・何に使ったかが分かるので、ちょっとズボラな人や続けるのが苦手だという方にオススメです。
✅何にどれだけ使ったかがグラフで分かりやすい
支出項目ごとに自動でグラフを作成してくれます。
月毎・年毎にどれだけ支出が変化したかなどが一目で分かります。

オススメのアプリは以下の2つです!
支出項目を決めよう
使う家計簿が決まったら、次に「支出項目」を決めましょう。
この時意識してほしいことは、「必要費」と「贅沢費」を明確にすることです。
これは無駄遣いを減らす上でかなり重要です。
例えば食費を例に挙げると、「自炊するために買った食料や調味料のお金」と「友人と行ったランチで使ったお金」はどちらも食事に使ったお金ですが、必要度が異なります。
一見どちらも食費のように思えますが、前者は必要費であるのに対して、後者は贅沢費です。
これを一緒くたにせず、分けて記録することで「無駄遣い」があらわになります。
なので必要費と贅沢費は、後から振り返って分かるように必ず明確にしましょう。

「食費」と「外食費」、「日用品費」と「インテリア費」といった分け方ですね^^
これを踏まえた上で設定する項目数は、8〜9程度がオススメです。
あまり多くても面倒臭い上に意味がありませんし、逆に少なすぎてもあとで振り返った時に具体的に何に使ったかが分かりません。
これは、どういう風な節約をするのかとか、その人の生活スタイルによってベストな項目数に差がありますが、これから始めるという方であれば、8〜9項目程度にしておけば間違いありません。
今まで約1年半、改良に改良を重ねて家計簿を付け続けてきた僕のオススメは、8〜9項目で、多くても10項目に抑えるのが良いでしょう。
以下の支出項目を参考に設定してみてください。
食費
食費に分類するのは、日々の食事で必要な食材や飲料、調味料費などです。
イメージとしては、「生きるのに必要な食事」という考え方で分類するのがいいでしょう。
友人との食事代や会社の飲み会代はここには分類しないのがベターです。
日用品
生活するために必要な消耗品や生活必需品、住居備品などが当てはまります。
具体的には、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、各種洗剤、掃除用具などが挙げられます。
交際費
友人との付き合いでかかったご飯代やプレゼント代、また飲み会代や会食代などはここに分類しましょう。
結婚式やお葬式によく参列される方であれば、ご祝儀や香典のようなお金は別の項目を作った方が便利です。
医療費
病院に行ってかかった診察代や薬代です。
大きな怪我や入院で多額の医療費がかかった場合は、一時的な出費ということで別の項目に割り当てるようにしましょう。
娯楽費
趣味や嗜好品です。
考え方としては、生活していくのに必要ではない(無くても良いもの)ものに関する支出として振り分けると、あとで分析しやすいです。
交通費
電車代、バス代、タクシー代など移動にかかる支出です。
車を持っているい人であればガソリン代もここに含めますが、車検代や保険料代、修理代など不定期でかかるようなお金は別の項目に割り当てた方が良いでしょう。
特別費
ここに分類するのは、不定期で突発的に発生する支出です。
結婚式や葬式にかかる支出、車検代や引越し代、多額の医療費が発生した場合などをここに分類すると良いでしょう。
例えば衣服は年に数回しか購入しないという方であれば、その代金もここに含めてしまいましょう。
購入頻度で考えて分類するとあとで分析しやすいです。
固定費
これは「定期的に出ていくお金がある程度決まっているお金」です。
例としては、家賃、光熱費、ネット通信費、携帯料金、保険料、税金、その他ローンなどです。
項目ごとに予算を決める
支出項目が決まったら、今度はその項目ごとの支出の限度額を決めましょう。
ここでのポイントは、「無理をしない」ということです。
あまりにも過激に節約してしまうと、QOL(生活の質)が低下し、ストレスが溜まって精神的に良くありません。
なので無理のない範囲で予算を設定しましょう。

私はお菓子やスイーツ代、あとカフェで使っていた娯楽費の20,000円/月を5,000円/月にまで抑えてみるわ!

僕は毎日外食で1,500円/日(45,000円/月)も食費に使っていたので、外食を控えて自炊するようにして食費を15,000円/月にまで抑えてみるよ!

具体的な数字を設定することは、「目標達成の確率」を高める効果があります!
いざ記録。できれば1円単位で!
ここまで決まったらさっそく家計簿を付けていきましょう。
僕のオススメは、「1円単位で」細かく付けることです。
家計簿について他の方々の記事を見ていると、10円未満は切り捨てたり四捨五入してキリのいい数字で記録することを勧めている内容が多いですが、このやり方だとキッチリとしたルールを作らないと気分によって数字がブレてしまうということが起こります。
これによって、月末の集計作業では実際の支出と家計簿上での支出との間で誤差が出てしまいます。
多く見積もってもせいぜい数百円程度の誤差かとは思いますが、これは几帳面な人にとってはかなりストレスになりやすいです。
一方、1円単位で記録する方法だと、そっくりそのままの数字を記録してしまえばあとは何も気にする必要は無いですし、月末の集計作業も端数がしっかり合って気持ちいいです。

実際僕もこの誤差が気持ち悪くて「1円単位」での記録に切り替えました^^;
ここは性格の問題も影響してきますので、ある程度の額が分かれば十分という方であれば「端数を揃える」やり方が良いと思いますし、几帳面な人であれば「1円単位」での記録が良いでしょう。
レシートは必ず貰う、もしくはその場で記録
人間は忘れやすい生き物です。
あとで記録しようと思っても、レシートが無ければ正確には思い出せません。
1週間前にスーパーに食材を買いに行ったのは覚えているけど、幾らだったかなどは正確に思い出せないはずです。
金額を思い出せないだけならまだマシですが、買った(お金を使った)ことすら忘れてしまうということもあります。

確かに・・・
このように一度でもうやむやになってしまうと、投げやりになり、そしてこれが家計簿に挫折する原因になりうるので、「レシートは必ず貰う」ようにしてください。
あるいは「その場で記録する」という方法もアリです。
レシートがかさばるのが嫌という方にはオススメの方法かと思います。
いずれの場合も、大事なのは忘れずに記録するということです。
「振り返り」が一番大事
さて、ここからが一番大事な作業です。
1ヶ月の支出の記録が終わったら必ず振り返りをするようにしましょう。
家計簿がその真価を発揮するのはココです。
振り返りでは以下のポイントをチェックしてみてください。
- 予算内の支出を達成できたかどうか
- 予算は適切だったか
- 他に節約できそうな支出はないか
予算を達成できたか
まずは、予算を達成できたかどうかのチェックです。
予算を達成できたのなら素直に喜びましょう。
「これだけ節約できたぞ!」「やればできるじゃないか!」といった成功体験は極めて大きな効果をもたらしてくれます。
頑張って節約できたのなら、自分を褒めてあげてください。
残念ながら予算を達成できなかった、そんな場合でも落ち込む必要はありません。
内容をしっかり振り返って今度から改善してきましょう。
今回は「予算を達成できなかった原因」と「今後どうしていくべき」かが分かったという収穫があったというように前向きに捉えるようにしましょう。
予算は適切だったか
予算を達成できたかどうかを確認できたら、今度はその予算額が適切だったかどうかを判断しましょう。
予算を達成できたのなら、それに合わせて予算額を引き下げましょう。
予算額と実際の支出額に差を残したままにすると、「その差の分だけ贅沢できる」という気持ちが生まれてきます。
なので実際の支出額に合わせて予算額を再設定するようにしてください。
そして予算をオーバーしてしまったのなら、家計簿を振り返ってどこがいけなかったのかを見つけてみてください。
何に対して支出したのか、そしてその金額までを細かく記録しておくと、問題点が見えてくるはずです。
振り返っても問題点が見つからなかった場合は、そもそもはじめから無理な予算設定だった可能性が考えられます。
そうであれば予算を引き上げるようにしましょう。
無理な予算額をそのままにして来月も再来月もそれを目標に支出を抑えようとすると、予算を達成できない自分に苛立ちや失望を感じてしまうことがあります。
支出額は減らせば減らすほどいいものではありません。
減らし過ぎると生活が窮屈になりストレスが溜まってしまいます。
そしてそのストレスが散財に繋がり、さらには家計簿を辞めてしまう原因にもなりかねません。
なので節約は、自分に合ったレベルでやるようにしてください。
他に節約できそうな部分はないか
今まで見えなかった部分を可視化できるのが家計簿のいいところです。
支出を全て記録することで思わぬ発見が得られることがあります。
- 「今まで食費にばかり気を向けてたけど、固定費ももう少し下げられないかな?」
- 「この月額サービスやサブスク、最近全然利用してないから解約してみてもいいか・・・!」
といった具合に、出て行くお金を事細かく記録しチェックすることで、見えていなかった無駄遣いに気付けることがあります。
もし気付くことができたら、それも節約対象として支出を抑えることで、手元に残るお金が増やすことができます。
まとめ
家計簿は、お金を貯めるのに最適なツールです。
「貯金を増やすには収入を上げなければ」と考えがちで、それも間違いではないのですが、それよりも支出を減らすことの方がはるかに簡単でしかもすぐにできます。
家計簿は途中でやめてしまう人が多く挫折しがちですが、コツさえ掴めればあとは習慣のように続いていくはずです。
まずは1ヶ月間付けてみてください。
それができたら振り返ってみましょう。
「先月よりもお金を貯金できた!」という成功体験に嬉しさが湧き、そして自信になります。
そうなったらしめたもので、あとは家計簿を付けるのが楽しくなっていくはずです。
なので、この記事を読み終えたら是非1ヶ月間挑戦してみてください。
これまで話してきた通り実践していけば、必ずお金が貯まるようになります。

ぜひ楽しい節約ライフを!^^